トレーニング歴約40年の運営者、ヒロです。このサイトでは研究論文や公的機関の情報を多く紹介していますが、この記事では私自身の考えをまとめます。研究の紹介ではなく、一人の実践者としての持論です。
研究が示すのは「多くの人の平均」
人の体は千差万別で、同じ体質や性質を持つ人は一人もいません。研究で裏づけられた理論は、多くの人にある程度当てはまる平均的な結果です。そのため、一人ひとりに完璧に当てはまるとは限りません。
その理論に従えば誰でも成功する、とも言い切れません。目指す到達点にたどり着くには、自分で試行錯誤していくしかない。これが私の持論です。
続かない人に共通すること
成功の秘訣は、精神論ではありません。地道にトレーニングを続けること、そして一時的な情熱で無理をしないことです。
SNSやインフルエンサーの動画を見て一念発起し、運動経験がないのに急に頑張り始める人がいます。こういう人は、まず続きません。体を壊すからです。
仮に短期間で目標に届いたとしても、その後には達成感の裏返しのような喪失感が来ます。満足してしまい、リバウンドに向かうことが多いのです。
過剰なボディメイクは必要ない
過剰な筋肥大は、ほとんど良い結果をもたらしません。無駄にエネルギーを消費し、無駄に摂取カロリーを増やすと、若いうちはよくても、年齢とともに内臓への負担になっていくと私は考えています。
食事は、炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラル、食物繊維、ビタミンを、健康維持のために推奨されている比率でとれば十分です。基準にするのは、ボディビルダーやフィジーカーの指針ではなく、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」です。その比率が守られていれば、プロテインも特にとる必要はないと思います。
何のために鍛えるのか
過剰なボディメイクの入り口は、多くの場合、異性の関心や同性からの尊敬を得たいという虚栄心です。けれど、他人は思うほどあなたの肉体に関心を持っていません。持ったとしても一時的な驚きで、見慣れれば価値はなくなります。
ジムの中では、羨望や畏怖の目を向けられることもあるでしょう。けれど、ジムの外に出れば、嫌悪感や軽蔑、あるいは白い目で見られることのほうが多いと思います。それが一般社会です。だからこそ、なぜトレーニングをするのかを常に意識してほしいと思います。
歯みがきのように、日常に組み込む
一番大事なのは、トレーニングを日常のルーティンにすることです。朝起きたら歯をみがき、顔を洗う。寝る前に風呂に入る。意識しなくても続くそうした習慣と同じように、無理せず行います。
時間は30分〜40分ほどで十分です。ボディビルダーのように部位ごとに日を分けて追い込む必要は、普通の人にはありません。
- 内容: 胸、背中、肩、脚、腕を、それぞれ3セット
- 頻度: 毎日でなくてよい。年齢や疲労に応じて、1日おき、2日おき、週2回など
- 決め方: 疲労を残さない頻度を、自分の体の声を聞きながら試して見つける
お金より、自分の意思
最初から高額なジムやパーソナルトレーナーにお金をかけても、長続きしません。自分の意思で自分の体をコントロールする意識がなければ、トレーニングは身につかず、結果も出にくいのが現実です。
このサイトで研究を紹介している理由
私は動画やこの田園生活サイトで、公的な情報や研究論文の内容を紹介しています。ただ、研究論文によって保証されている情報は、あくまでも中央値です。論拠がなければ信用できないという昨今の風潮もありますから、発信しているまでのことです。
大切なのは、その中央値を出発点にして、自分の体で試し、自分に合ったやり方を見つけていくことです。世の中に絶対はありません。トレーニングもボディメイクも同じです。
出典
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)策定検討会報告書」(使用期間:令和7年度〜令和11年度)
※この記事は運営者個人の経験と考えにもとづくものです。持病のある方や治療中の方は、主治医の指示を優先してください。