「ゲーム感覚で記憶力アップ」「認知症予防に」――そんな宣伝で人気を集めた脳トレアプリ「ルモシティ(Lumosity)」。しかしその効果のうたい文句は、規制当局に問題視されました。
ルモシティは、記憶力の向上・認知症予防・学業や仕事のパフォーマンス改善などをうたって脳トレゲームを販売しました。これに対し米FTC(連邦取引委員会)が、根拠の有無を調査しました。
FTCは「根拠不十分」と判断
FTCは、これらの効果には十分な科学的根拠がないと判断し、同社は和解金を支払うことで和解したと報じられています。多数の科学者も、以前から脳トレの日常生活への効果は誇張されていると指摘してきました。
「ゲームの上達」と「頭が良くなる」は別
脳トレで起きるのは、多くの場合「練習したゲームが上手くなる」こと。それが日常の記憶力や判断力全般へ波及する(転移する)という証拠は乏しい、というのが専門家の見方です。詳しい反証はこちらの記事で取り上げます。
効果のうたい文句は、サービスを売る企業自身の発信でした。自社製品の宣伝に「研究」や「科学」という言葉が添えられているときほど、独立した検証があるか、誇張がないかを確かめたいところです。
私たちはどう受け止めるか
脳トレゲームは、楽しみとして行う分には問題ありません。ただし「認知症を防ぐ」「頭が良くなる」といった宣伝は過信しないこと。脳の健康には、運動・睡眠・人とのつながり・生活習慣全体が関わるとされています。
※本記事は公表された報道や研究をもとにした情報提供で、特定商品を非難・推奨するものではありません。効果には個人差があり、診断・治療・予防を保証するものではありません。
背景:なぜこの研究が話題になったのか
脳トレアプリ「ルモシティ」は記憶力の向上や認知症予防、学業・仕事のパフォーマンス改善などをうたって人気を集めましたが、米FTC(連邦取引委員会)がこれらの効果には十分な科学的根拠がないと判断し、同社が和解金を支払って和解したと報じられたことで注目されました。
実生活での受け止め方
脳トレで起きるのは多くの場合「練習したゲームが上手くなる」ことで、それが日常の記憶力や判断力全般へ波及するという証拠は乏しいとされています。楽しみとして行う分には問題ありませんが、宣伝に「研究」や「科学」という言葉が添えられているときほど独立した検証があるかを確かめたいところで、過信は禁物とされ効果には個人差があります。